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夏より冬の方が痩せやすい?運動によるダイエットを冬に始めるのもおすすめ!

2025年11月29日

冬の方が痩せやすい

夏こそ痩せる季節、夏にダイエットを始めよう!」と考えている方、少なくないのではないでしょうか。

  • 薄着になる季節に向けて体を引き締めたい!
  • 夏は汗をかきやすいから気持ちいい!

こういった理由から、夏にダイエットへの意識が向きやすいのは自然なことといえます。

しかし実際のところ、運動を中心としたダイエットの効果が最も高まりやすい季節は夏ではなく冬です。

寒い季節こそ、体が脂肪を燃やすための準備を整えてくれている、最高のダイエットシーズンであるともいえます。

冬はつい「太りやすい時期」と考えがちですが、それは運動量が減ったり、食べる機会が増えたりする生活習慣によるもの。

体の仕組みそのものは、むしろ、夏より冬の方が痩せやすい状態となっています。

では、その根拠は何なのか、さらにおすすめの運動や注意点などについて、わかりやすく丁寧に解説します。

「寒いし動きたくない・・・」と感じてしまう冬だからこそ、正しい知識を味方にすれば、大きく体を変える絶好のチャンスになります。

この記事を見てわかること

  • 夏より冬の方が痩せやすい理由
  • 「冬は太りやすい」と思われている理由
  • 冬におすすめの運動
  • 冬に運動を行うときに注意点 など

それでは、詳しく見ていきましょう。

なぜ夏より冬の方が痩せやすいのか?

体操する2人の女性

夏も冬も、生活習慣に変化がないということを前提にすると、痩せやすいのは冬です。

なぜ、夏よりも冬の方が痩せやすいのか、その根拠は、2つ+αとなります。

  • 根拠1. 体温維持のために基礎代謝が自然と上がる
  • 根拠2. 褐色脂肪細胞が活性化し、脂肪燃焼をサポート
  • +α(運動による体温上昇が夏より快適)

それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

体温維持のために基礎代謝が自然と上がる

冬は外気温が低く、身体にとっては「寒さから身を守る」必要がある季節です。

そのため、体は常に体温を一定に保とうとする働きを強めます

一方で、寒さを感じると、身体は、皮膚表面の血流を調整したり、筋肉を細かく震わせたり、褐色脂肪細胞を活性化させたりしながら熱を作り出します。

これらの働きには多くのエネルギーが使われるため、冬は何もしなくても基礎代謝(人が何もしなくても消費するエネルギー)が自然と増える状態になります。

つまり、同じ運動量でも夏より冬の方がエネルギー消費が大きく、痩せやすいということができるのです。

冬は外気温が低いため、体は体温を保つために多くのエネルギーを使うということになります!

褐色脂肪細胞が活性化し、脂肪燃焼をサポート

褐色脂肪細胞(かっしょくしぼうさいぼう)とは、体内に存在する「脂肪だけれど太りにくい体作りに役立つ特別な細胞」です。

脂肪と聞くと、お腹や太ももにつく白い脂肪(白色脂肪細胞)をイメージしますが、褐色脂肪細胞はその逆で、脂肪を溜めるのではなく燃やして熱を作る働きを持っています

その、褐色脂肪細胞は、寒さを感じることで活性化することがわかっています。

褐色脂肪細胞は、

  • 背中の上部や胸のあたり
  • 肩甲骨の周り
  • 首まわり(鎖骨付近)

部位に多く分布しますが、これらの部位はもともと血流が良く、寒さを感じやすい場所でもあるため、冷たい空気に触れると褐色脂肪細胞が刺激され、熱を生み出そうと活性化します。

つまり、冬の外気温は褐色脂肪細胞にとって絶好の刺激で、体を温めるために脂肪燃焼が進みやすくなるのです。

同じ運動量でも、冬の方が脂肪が燃焼しやすいといえます。

(運動による体温上昇が夏より快適)

3点目は、根拠というより気持ちの問題で、人によって意見は異なると思いますので、参考程度にとどめていただけたらと思います。

夏は暑さによって体温が上がりすぎ、運動の負担が大きくなります。

一方で、冬は体を動かすほど心地よく温まり、快適に運動を楽しむことができます。

息切れや疲労が夏より軽減されますので、運動の継続につながり、結果的にカロリーが多く消費できるということにつながります。

冬場も屋外で運動をしている方は、このように感じる方、多いのではないでしょうか

冬の方が太りやすいのではと感じる理由

メタボの男性

ここまで、「冬は痩せやすい」という話をしてきましたが、中には、

「むしろ、冬は太りやすい季節じゃない?」

と疑問を感じるかもしれません。

その背景にあるのは、生活習慣・環境です。

夏も冬も生活習慣が一緒でしたら、痩せやすいのは冬ですが、冬は、どうしても、生活習慣が乱れてしまいやすいということが背景にあります。

冬に太りやすいと感じられる理由を、下記の通り、2点、わかりやすく解説します。

  • 寒さで運動量が減る
  • 飲食のイベントが重なる

各項目ごとに解説します。

寒さで運動量が減る

寒くなると外出が面倒になり、ウォーキングやランニングなどの運動を避けてしまう人が増えます。

特に日照時間が短くなる冬は、仕事後に外へ出る時間帯にはすでに暗かったり冷え込んでいたりするため、運動の習慣が途切れがちになるのです。

前述した通り、冬は基礎代謝が上がる季節ですが、運動量が減ると、結果として、消費カロリーよりも摂取カロリーが上回るパターンが起きやすくなります。

代謝が上がっていても、動かなければプラスには働きません。

冬太りは、体のしくみよりも生活習慣・環境に左右される部分が大きいのです。

飲食のイベントが重なる

冬は一年の中でも特に飲食のイベントが重なる季節です。

  • クリスマス
  • 忘年会
  • 新年会
  • 年末年始

これらのイベントでは、普段よりボリュームのある食事やアルコールを摂る機会が増えるため、短期間でも体重が増えやすい環境であるといえます。

また、炭水化物と脂質が多いメニューに偏りがちになります。

実際に、正月太りという言葉は、たびたび、耳にします。年末年始は食生活が乱れるうえ、健康のための運動を一切しないという人も多いです。

冬場は、食生活にも注意が必要です。

生活習慣が乱れるために、冬は太りやすいといわれることがあります。夏と同じ生活習慣であれば、冬の方が痩せやすいです。

冬におすすめの運動

その場足踏み

冬にしっかり体を作っておけば、薄着になって肌の露出が増える春~初夏にかけて体が引き締まり、焦る必要はなくなります。

そこで、ここからは、冬におすすめの運動を紹介していきます。

「寒くて動きたくない」という気持ちを乗り越えて、冬から運動を始めると、春以降は快適な気温で運動できるため継続が簡単になります。

もちろん、冬は代謝が上昇しやすいので、冬にこそ、運動を始めることがおすすめです。おすすめの運動は、下記の通りです。

  • ウォーキング・軽いジョギング
    冬は外気温が低く、脂肪がエネルギーとして使われやすい季節です。ウォーキングや軽いジョギングといった有酸素運動は、体が温まるまでの時間も含めて消費カロリーが増えるため、効率よく脂肪を燃やせます。
  • 筋トレ(スクワット・プランクなど)
    冬は熱を生む力が働いているため、筋肉が刺激に反応しやすい時期です。スクワットやプランクといった基本の筋トレは、基礎代謝の底上げにつながり、「太りにくい体」を作る効果も期待できます。
  • ヨガ・ストレッチ
    冷えによる血行不良を改善したい人にぴったりです。やさしい動きでも体がじんわり温まり、代謝が上がりやすい状態を作ってくれます。呼吸が深くなることでリラックス効果もあり、冬の緊張しがちな体をほぐしてくれます。
  • ラジオ体操
    継続しやすく、運動習慣の第一歩としても取り入れやすいのがラジオ体操。短時間でも血流が一気に良くなり、体が温まりやすいため、寒い冬でも取り入れやすいです。

冬に運動を行うときの注意点

公園の肋木

冬は代謝が高まりやすく、運動によるダイエット効果が得やすい季節ですが、下記の通り、寒さゆえに気を付けたいポイントもいくつかあります。

  • しっかりと時間をかけてウォーミングアップを行う
  • 防寒対策
  • のどが乾きにくいが、水分補給は忘れない
  • 寒暖差による体調変化に注意

正しく対策をしながら取り組むことで、ケガや体調不良を防ぎ、冬のトレーニング効果を最大限に引き出せます。

しっかりと時間をかけてウォーミングアップを行う

冬は外気温が低く、筋肉や関節が普段より固まりやすくなっています。

その状態で急に体を動かすと、肉離れや関節痛のリスクが高まります。

動的ストレッチや屈伸、肩回し、3〜5分ほどのウォーキングなどで体を温めてから本格的な運動を始めるようにしましょう。

防寒対策

体が冷えている状態ではパフォーマンスが落ちるだけでなく、ケガにつながる原因にもなります。

  • 手袋
  • ネックウォーマー
  • 風を通しにくいアウター

などを活用し、運動が進むにつれて脱げるような、調整しやすい重ね着が理想です。

汗冷えを防ぐため、速乾性のインナーを着るのも効果的です。

のどが乾きにくいが、水分補給は忘れない

冬は汗をあまりかかないため、つい水分補給を忘れがちですが、呼吸による水分の消失は意外と大きく、脱水のリスクはしっかり存在します。

運動前後、そして運動中もこまめに水分を取ることで、血流が保たれ、体温調節もうまくいきます。

寒暖差による体調変化に注意

家の中から外へ出た瞬間の寒暖差は、血圧を急激に上げる原因になります。

特に朝の運動では注意し、外出直後に激しい動きをしないよう気を付けましょう。

まずはウォーキングなどで、十分に体を慣らすことが重要です。

最後に

冬は寒さによって体温を維持しようとする働きが高まり、基礎代謝が自然と上がる季節です。

運動をすればその効果はさらに加速し、同じトレーニングでも夏より多くのエネルギーを消費しやすくなります

一方で、冬は運動不足になりやすく、食べる機会が増えて太りやすい時期でもあります。

冬は「痩せやすさ」と「太りやすさ」の両方の条件を持っている季節であり、どちらに傾くかは日々の習慣によって大きく変わります。

適度な防寒と準備運動をしながら、安全に体を動かすことができれば、冬はダイエットにとって絶好のチャンスになります。

ウォーキングや筋トレ、ラジオ体操など、無理のない運動を継続するだけでも、基礎代謝が高まる冬のメリットを最大限に引き出すことができます。

冬は「痩せにくい季節」ではなく、「正しく動けば最も成果が出やすい季節」です。

寒い時期こそ体を動かす習慣をつくり、春や夏に向けて理想の体づくりをスタートさせていきましょう。

    • この記事を書いた人
    ラジーンくん

    一般社団法人ラジーン

    「ラジオ体操を通じて人を繋ぎ、幸せの原点を手に入れる」ことをミッションに活動中。ボランティアで、様々な場所でラジオ体操を行っています。 また、ラジオ体操の他にも、健康づくり・フィットネス関連の事業を行っています。当記事は、現場で、実際に、ラジオ体操・健康づくり・フィットネスに関する指導をしている者が執筆しています(詳細はラジーンHPのメンバー紹介ページへどうぞ!)。 お気軽に、お問い合わせください。 →お問い合わせはこちらから

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