24時間ジムは、時間や曜日に縛られず、好きなタイミングでトレーニングできる便利な施設です。
仕事終わりの深夜や、早朝の空いた時間を活用できる点は、多忙な社会人や学生にとって大きな魅力でしょう。
一方で、24時間ジムならではの悩みとして多く挙げられるのが「利用者のマナー問題」です。
特に目立つのが、大声でのおしゃべりやうめき声、マシンやプレートを乱暴に扱うことによる「ガチャガチャ音」など。
集中してトレーニングしたい人にとっては、ストレスの原因になりやすく、ジムに行くのが憂鬱になったという人もいるかもしれません。
実は、当記事執筆者も、24時間ジム利用時、利用者のマナーについては気になったことがあります。
そこで、この記事では、24時間ジムでよくある迷惑行為の具体例を整理したうえで、遭遇したときにどう対応すべきか、やってはいけない行動、ストレスを最小限に抑える考え方まで、詳しく解説していきます。
マナーの悪い人に振り回されず、安心してトレーニングを続けるための参考にしてください。
24時間ジムで多い迷惑行為とは

24時間ジムでは、様々なルールやマナーがありますが、そうしたルールやマナーが守られないこともあります。
その中でも、特に、迷惑だと感じられやすい行為を、下記の通り、整理しておきます。
もちろん、感じ方には個人差がありますが、多くの利用者が不快に感じる行為には共通点があると考えられます。
- 大声でのおしゃべり・私語・うめき声
- マシンやプレートを乱暴に扱う音
- マシンの長時間占拠
- 使用後に器具を戻さない・片付けない
24時間ジムでは静かな環境を前提に利用している人も多く、些細な行動でもストレスにつながりやすい傾向があるので、しっかりと確認していきましょう。
大声でのおしゃべり・私語・うめき声
まずは、大声に関する迷惑行為についてです。
友人同士で来店し、マシンを使いながら雑談を続けるケースや、トレーニングの合間に長時間立ち話をするケースが代表的です。
友人同士で来店していない場合でも、携帯電話で友人と会話をしているケースも、問題になります。
中には笑い声や掛け声が大きく、ジム全体に響いてしまうこともあります。
一方、筋トレ中のうめき声についても、大声であれば、迷惑行為になりかねません。
もちろん、24時間ジムは、私語やうめき声そのものが、完全にNGというわけではありませんが、一方で、「静かに黙々とトレーニングする場所」という認識を持つ利用者がほとんどですので、十分な配慮が必要です。

「フォームが雑!」などと、筋トレ中に他人への声掛け行為は、大声でなくてもNGです。
マシンやプレートを乱暴に扱う音
バーベルやダンベルを床に叩きつける、ウエイトを戻す際に勢いよく落とすなど、「ガチャガチャ」「ガシャンガシャン」「ドン」といった大きな音を立てる行為も、よく問題になります。
フリーウエイトエリアでは特に目立ちやすく、音に敏感な人にとっては大きなストレスになります。
高重量トレーニングでは、ある程度の音が出ること自体は避けられません。
しかし、コントロールせずに投げるように扱ったり、必要以上に大きな音を立てたりする行為は、騒音となりますため、明らかなマナー違反です。
騒音だけでなく、床や器具の破損、周囲の利用者への安全面のリスクにつながる点も問題視されています。
マシンの長時間占拠
マシンの長時間占拠もマナー違反です。
トレーニングそのものよりも、休憩などの時間が長くなり、1セットごとのインターバルが極端に延びてしまうと、他の利用者は順番待ちをするしかなくなります。
特に目立つのが、スマートフォンを操作しながらマシンを占拠しているケースです(それ自体は問題ないと考える利用者もいます)。
セット間にSNSを見続けたり、動画やメッセージに集中してしまい、結果的に周囲の状況をまったく見ていない利用者も少なくありません。
本人に悪気はなくても、「使っているのか休憩中なのか分からない」「終わりそうに見えない」と感じさせてしまい、利用者は不満に感じることになります。
特に台数の少ない人気マシンや混雑しやすい時間帯では、長時間占拠がきっかけでトラブルに発展することもあります。
マシンを使用している間は、周囲に目を配り、必要以上に占拠しない意識が求められます。

タオルやスマートフォン、ボトルなどを置いたまま、長時間その場を離れる行為(私物化)も、ダメです。
使用後に器具を戻さない・片付けない
ダンベルやプレートを元の位置に戻さない、マシンのシートや重りを使いっぱなしにする行為は、非常に多く見られます。
次に使う人が探したり、重いプレートを移動させたりする必要があり、余計な手間とストレスが生じます。
特に24時間ジムではスタッフが不在の時間帯も多く、「後で誰かが片付けるだろう」という意識が働きやすい点が問題です。

使い終わったマシン等のうちの触れた箇所は、タオルでしっかりとふき取ることも忘れずに。
なぜ24時間ジムではマナー問題が起きやすいのか

24時間ジムで迷惑行為が目立ちやすいのには、個人の意識だけでなく、施設の仕組みそのものに理由があります。
一般的なスポーツジムと比べると、利用環境の違いがマナー問題を生みやすくしている側面があるのです。
その理由は、下記のとおりです。
- スタッフ常駐時間が短い
- 利用者層が幅広い
- ルール・マナーが伝わりにくい
スタッフ常駐時間が短い
多くの24時間ジムでは、スタッフが常駐している時間帯が限られており、深夜や早朝は無人になることも珍しくありません。
また、スタッフが駐在していたとしても、人手が少なく、常時、隈なく見渡すことができないというジムは少なくありません。
そのため、「誰にも注意されない」「見られていない」という意識が働きやすく、行動が徐々に緩んでしまう人もいます。
スタッフがいる時間帯であれば問題にならない行為でも、無人時間帯になるとエスカレートしやすく、結果として騒音や占拠といった迷惑行為につながるケースもあります。
利用者層が幅広い
24時間ジムは料金が比較的安価で、利用時間の自由度も高いため、初心者から上級者、学生から社会人、高齢者まで、非常に幅広い層が集まります。
それぞれトレーニング経験やジムに対する価値観が異なるため、「これくらいは普通」「自分のジムでは問題なかった」といった感覚のズレが生じやすくなります。
その結果、本人にとっては問題のない行動が、他の利用者にとっては大きなストレスになってしまうことがあります。
ルール・マナーが伝わりにくい
24時間ジムでは、入会時の説明や利用ルールの案内が簡略化されていることが多く、細かなマナーまで十分に伝わらないケースがあります。
そのため、「音を立てない」「長時間占拠しない」といったルール・マナーを知らないまま利用している人も少なくありません。
特に、ジム初心者の場合、何がマナー違反にあたるのか分からず、悪気なく迷惑行為をしてしまうこともあります。
このように、知識不足と環境要因が重なることで、マナー問題が起きやすくなっているのが実情といえます。
迷惑客に遭遇したときにまず考えるべきこと

マナーの悪い利用者に遭遇したとき、注意すべきか or 我慢すべきかで迷うこともあるかと思います。
突然の出来事にイライラしてしまい、感情的に反応したくなるのも無理はありません。
しかし、勢いで行動すると、思わぬトラブルに発展する可能性もあります。
大切なのは、その場で感情をぶつけるのではなく、冷静に状況を整理することです。
迷惑客に対する基本的な対処法は、
- 距離を取る
- スタッフ・運営に伝える
の2点となります。
以下、詳しく、述べていきます。
対処法①距離を取る
迷惑行為への対処として、最も簡単で安全性が高いのが「距離を取る」ことです。
具体的には、マシンやエリアを変える、及び、時間帯をずらすということになります。
直接的な対立を避けながら、ストレスを減らせる現実的な方法とです。
- マシンやエリアを変える
可能であれば、別のマシンやエリアに移動するだけで、騒音や視界のストレスが大きく軽減されることがあります。
特に、マシン数やスペースに余裕のあるジムでは、有効な選択肢となります。
「自分が譲るのは悔しい」と感じるかもしれませんが、トラブルを避けてトレーニングに集中できるのであれば、それで問題ないといえるでしょう。 - 時間帯をずらす
特定の時間帯に、いつも同じ迷惑客がいる場合は、利用時間を少し前後にずらすだけで快適さが大きく変わることもあります。
生活リズムとの兼ね合いはありますが、「この時間は避ける」と決めてしまうことで、精神的な負担が軽くなることもあります。
対処法② スタッフ・運営に伝える
距離を取ったり、時間をずらしたりするのが難しい場合は、運営側に伝えましょう。
利用者同士で解決しようとするよりも、トラブルに発展しにくい方法です。
スタッフがいる時間帯であれば、直接、相談するようにしましょう。その際、特定の個人を名指しする必要はなく、「大声での会話が続いている」「器具の扱いがかなり荒い」といった形で、事実ベースで伝えれば問題ありません。
また、無人時間帯の場合でも、多くの24時間ジムでは問い合わせフォームや専用アプリ、緊急連絡先が用意されています。迷惑行為があった時間帯や場所を具体的に伝えることで、注意喚起の掲示や巡回強化などにつながる可能性があります。
24時間ジムとマナー問題は切り離せない現実

当メディアは、パーソナルジムから24時間ジムまで、様々なジムの口コミを調査していますが、24時間ジムの口コミでは、どの店舗、どのチェーンであっても、「マナーの悪い客がいる」「うるさい利用者がいる」といった指摘が見つかります。
これは特定のジムだけが特別に荒れているというわけではなくて、24時間ジムという業態そのものが、マナー問題を抱えやすい構造を持っているためです。
そのため、マナーの悪い客が一切いない24時間ジムを探すという考え方自体が、現実的ではないといえます。
重要なのは、マナー問題を前提として、自分にとってストレスの少ない環境をどう選ぶか、どう確保するかという視点です。
完全個室型のレンタルジムという選択肢

「多少のマナー問題は仕方ない」と割り切れる人もいれば、「少しの騒音や占拠でも集中できない」という人もいます。
後者の場合、24時間ジムそのものが合っていない可能性が考えられます。
そうした人におすすめしたいのが、完全個室型のレンタルジムです。
レンタルジムは時間単位で貸し切る形式が多く、他人の視線や騒音を気にせずトレーニングに集中できます。
料金は24時間ジムより高くなる傾向がありますが、
- 精神的なストレスがほぼなくなる
- トレーニングの質が大きく上がる
- 短時間でも満足度が高い
といったメリットを考えると、コストに見合う価値を感じる人も少なくありません。
迷惑行為がたびたび発生する24時間ジムが嫌だという方は、完全個室型のレンタルジムを使うのがおすすめです。
まとめ
24時間ジムで「おしゃべりがうるさい」「マシンの扱いが雑で音が気になる」といったマナー問題に直面することは、珍しいことではありません。
口コミを見ても分かるように、どの店舗・どのチェーンであっても、一定数のマナーの悪い利用者がいるのが現実です。
これは個々のジムの問題というより、24時間営業という仕組み上、避けられない側面でもあります。
一方で、迷惑客に対して、感情的にならないことも重要です。
距離を取る、時間帯をずらす、運営に相談するなど、現実的で安全な方法で対処するのがおすすめです。
また、どうしても環境が合わない場合は、ジムを変えたり、完全個室型のレンタルジムを活用したりするのもよいでしょう。
トレーニングは本来、心身を整えるためのものです。
周囲のマナーに振り回されて運動そのものが嫌になってしまっては、本末転倒といえるでしょう。
自分が集中できる環境を優先し、無理のない形でジムと付き合っていくことが、長く続けるためのいちばんの近道です。
