地域のお祭り、縁日、子ども会のイベントのほか、駄菓子屋などでも見かける「当てくじ」。
当てくじとは、引いたくじの番号に合わせて、台紙に吊るされたおもちゃや景品がその場で当たるくじ引きのことです。
イベントなどを盛り上げるコンテンツとして、現在も高い人気があり、特に、子ども向けイベントでは定番コンテンツのひとつであります。
しかし、実際にイベントを企画する立場になると、「どこで購入できるのか」「景品はどうやって選べばよいのか」など、意外と分からないことも多いのではないでしょうか。
この記事では、イベント実施者向けに、当てくじの基本的な仕組みや購入できる場所などを、解説していきます。

筆者自身も縁日イベント等の運営に時々携わっています。実際の現場経験をもとに、詳しく説明していきます。
当てくじとは
当てくじ(あてくじ)とは、引いたくじの番号に合わせて、大きな台紙に吊るされたおもちゃや景品がその場で当たるくじ引きのことです。
関西圏を中心に「当てもの(当てもん)」とも呼ばれ、古くから日本の駄菓子屋やお祭りの露店(屋台)の定番として親しまれてきました。
基本的には、「はずれ」(空くじ)がない仕組みとなっています。
当てくじの特徴を、以下、簡単にまとめました。
当てくじの特徴
- 視覚を圧倒する大迫力の台紙:屋台の正面などに吊るされる大きな専用台紙には、一般的に1番から100番前後の数字が割り振られた様々な景品が、台紙いっぱいにずらりと張り付けられています。
- イベントのワクワク感を演出:上位の番号には子供たちが憧れる人気キャラクターや大型のおもちゃが目立つように配置され、下位の番号には実用的なミニ文房具、小ぶりのおもちゃなどがバランスよくちりばめられています。
- 引いた番号で景品が決まる仕組み:専用の「くじ紙」から参加者が運試しの1枚を選んでめくり、そこに印字されている数字と台紙側に配置された景品の番号を照らし合わせることで、その場で該当するアイテムが手に入ります。
- 「はずれ(空きくじ)」なし:お祭りの出店やゲームにありがちな「はずれ(空きくじ)」がないため、くじを引いても必ず何かしらの景品が手に入るため、小さなお子様でもガッカリすることなく楽しめます。
記事の後半では、イベントで、実際に、当てくじを運営した様子も記しております(こちらからジャンプできます)。
そちらも併せてご覧いただくと、当てくじについてイメージしやすかと思います。
当てくじをイベントでおすすめできる理由

各種イベントを盛り上げたい場合、当てくじは、非常におすすめのコンテンツです。
その理由は、次の通りです。
- 子どもが自然に集まりやすい
- 少人数でも運営しやすい
- 回転率が高い
詳しく見ていきます。
子どもが自然に集まりやすい
当てくじ最大の魅力は、視覚的に人を引き付けやすい点です。
景品が台紙に吊るされているだけで興味を持つ子どもは多く、子どもたちの間では「何が当たるのかな?」という期待感が自然と生まれてきます。
大きめの目玉景品を上部に飾っておくと、遠くからでも目立ちやすく、集客効果が高まります。
少人数でも運営しやすい
射的やスーパーボールすくいなどと比較すると、当てくじは準備や運営が比較的簡単です。
基本的には、
- 景品を展示する
- くじを準備する
- 参加者に引いてもらう
- 参加者に景品を渡す
という流れで準備・運営するだけです。
大掛かりな設備を必要としませんし、少人数で運営可能です。
町内会・自治会やPTAイベントなど、人手が限られている場面でも、当てくじは大いに活躍します。
回転率が高い
当てくじは1回あたりの所要時間が短く、行列ができても比較的スムーズに進行できます。
イベント運営では、待ち時間が長すぎると参加者満足度が下がることがありますが、当てくじは短時間で多くの人に対応しやすいため、混雑対策としても優秀です。
スタッフ配置や導線を事前に考えておくことで、スムーズな運営・回転率アップにつながります。
当てくじはどこで売っている?

では、当てくじはどこで売っているのか、確認していきます。
売っている場所は、次の通りです。
- ネット通販
- 実店舗
- 玩具店
- ホームセンター
当てくじの購入方法として主流になっているのは、やはり、ネット通販です。
詳しく見ていきましょう。
ネット通販
現在、当てくじの購入方法として主流になっているのがネット通販です。
ネット通販では、小規模イベント向けから大人数向けまで幅広い商品が販売されており、豪華景品入りタイプや低価格タイプ、キャラクター系に特化したセットなど、種類も非常に豊富です。
レビューや商品写真を比較しながら選べるため、初めて当てくじを導入する場合でも選びやすいといえます。
また、忙しいイベント担当者でも手軽に注文でき、必要な備品をまとめて揃えやすい点も、ネット通販が主流になっている理由のひとつといえるでしょう。
実店舗
当てくじはネット通販が主流になっている一方で、実店舗でも購入できる場合があります。
実際に商品サイズや景品内容を確認しながら選べるため、「イベントの雰囲気に合うか見て決めたい」という場合には実店舗での購入も便利です。
実店舗で取り扱われているのは、主に、ホームセンターと玩具店です。
- ホームセンター
ホームセンターでは、夏祭りシーズンや地域イベントが増える時期になると、縁日用品コーナーが設置されることがあります。特に大型店舗では、当てくじセットや景品用のおもちゃ、お祭り用品などをまとめて扱っているケースもあります。 - 玩具店
玩具店(おもちゃ屋)でも、イベント向けの当てくじ用品を取り扱っている場合があります。特に昔ながらのおもちゃ屋では、縁日向け商品が充実していることがあります。
その他、ドン・キホーテのようなディスカウントストアでも扱っていることがあります。
しかし、実店舗はネット通販と比べると取り扱い数が限られていて、希望の商品が見つからないこともあります。
イベント当日に急きょ当てくじが必要になった場合は実店舗購入が便利ですが、商品数等を考えると、基本的には早めに準備を進めてネット通販で購入するのがおすすめです。
当てくじの手作りは可能なのか

実を言いますと、当てくじを手作りすること自体は可能です。
しかし、実際には準備の手間が非常に多いため、イベントで当てくじを使う場合、手作りは現実的ではありません。
当てくじを自作する場合は、
- 景品の購入
- 番号管理
- くじ紙の作成
- 景品の取り付け
- 当たり配分の調整
などをすべて自分たちで行う必要があります。
そのため、準備だけでかなりの時間を要することがあります。
また、景品を個別購入すると、既製品の当てくじセットより割高になるケースもあります。
完成済みのセット商品であれば、景品配置やくじ番号も整っているため、届いてすぐ使える点が大きなメリットです。
もちろん、「オリジナル感を出したい」「特定テーマのイベントに合わせたい」といった場合には手作りにも魅力があります。
ただし、準備負担を考えると、特別な理由がなければ、既存の商品を活用した方がスムーズといえるでしょう。
イベントで当てくじを実際に使ってみた

筆者は、縁日などの子ども向けイベントを実施したり協力したりしておりますが、今般、当てくじを子ども向けイベントで実際に使ってみました。
子ども向けのスポーツイベントを主催することとなっていたので、そのイベントコンテンツの1つとして、当てくじを用意いたしました。
使用した商品は「あつまれくじ引きの森(女の子向け)」です。
それでは、当てくじを使ったときの様子を、詳しくリポートします。
まずは準備

「あつまれくじ引きの森」には、当てくじに必要なセットが全てそろっていますので、準備は1人で行っても、10分くらいで終了しました。
開封後、まずは、くじの準備。箱を組み立てて、くじを1枚1枚切り離したら終了。
くじを開封すると、番号が記されています。

「あつまれくじ引きの森」では、1番から20番までは「当たり枠」として比較的大きな景品、21番から85番までは小さな景品となります。
※81番~85番までは予備の枠となります。
ただし、いわゆる空くじ(はずれ)はなく、後半の番号でも小さなおもちゃや景品が必ずもらえる形式となりますため、子どもたちも満足しやすい内容となっています。
準備の段階で、小さな景品を台紙から切り離しておくと、運営がスムーズです。
ブースの運営

10分ほどで準備を終えると、あとは、当てくじブースを運営するだけです。
「あつまれくじ引きの森」の台紙には、上の写真のように、引っ掛けられるひもがついています。
台紙をひもで引っ掛けることにより、景品が目立つようになりました。
運営方法は簡単。
子どもたちにくじを引いてもらうと同時に開封してもらい、1番~20番であれば、指定の大きな景品、21番以降であれば通常の小さな景品を渡すだけです。
有料で実施するようであれば、くじを引いてもらう前に、料金を徴収しましょう(今回は、無料で実施しました)。

スポーツイベントのコンテンツの1つとして当てくじ(あつまれくじ引きの森)を用意しましたが、休憩中の子どもたちが、続々と当てくじに参加してくれました。
それでも、短い時間でまわすことができましたので、行列になるようなことはありませんでした。
予備を含めて85個、全ての景品が出払いました。
今回は、女の子向けの当てくじを用意しましたが、男の子も楽しんでくれました。
イベントの参加人数が多ければ、「あつまれくじ引きの森」の女の子向けと男の子向けの両方を用意して、子どもたちに選んでもらうような形で行うと、さらに、子どもたちの満足度が高まるかと思います。
今回、使用した「あつまれくじ引きの森」は、子ども向けイベントや縁日にぴったりな当てくじセットです。
景品がカラフルで見栄えが良く、並べるだけでも会場がにぎやかな雰囲気になります。
イベントなどで当てくじのコンテンツを用意する際は、ぜひ、活用してみてください。
当てくじ運営で注意したいポイント

当てくじは比較的シンプルに実施できるイベント企画ですが、実際に運営してみると、安全面や混雑対応など、事前に考えておきたいポイントもあるように感じました。
特に、子ども向けイベントでは、景品選びやブース設計によって満足度や安全性が大きく変わることもあるため、準備段階から意識しておくことが大切です。
それぞれ、詳しく解説します。
安全に配慮する
小さな部品を含む景品は、幼児向けイベントでは特に注意が必要です。
景品によっては細かなパーツが含まれていることもあり、誤飲リスクにつながる可能性があります。
そのため、対象年齢表示を確認しながら景品を選ぶことが重要です。
また、保護者が近くで見守りやすいレイアウトにしておくと、安心感にもつながります。
さらに、景品を吊るす紐やディスプレイ器具なども、子どもが引っかかったり転倒したりしないよう、安全面を意識して設置したいところです。
景品表示を分かりやすくする
当てくじは、「どんな景品があるのか」が見えるだけでも集客力が変わります。
完全に中身が分からない状態よりも、ある程度景品を見せた方が参加率は高まりやすい傾向があります。
特に、当たりの大きい景品や人気キャラクター景品は、遠くからでも見える位置に配置するのがおすすめです。
目玉景品が視界に入ることで、「やってみたい」という気持ちにつながりやすくなります。
また、番号表示を分かりやすくしておくと、運営側も景品を渡しやすくなり、進行がスムーズになります。
市販の当てくじセットには、台紙を引っ掛けることのできるひもがついています。
ひもを引っ掛けられる場所さえあれば、お客様にしっかりと景品をお見せできます。
また、番号を表示するシールもついています。
混雑対策をしっかりと行う
人気イベントでは、開始直後から子どもたちが集中し、行列ができることがあります。
特に無料イベントや低価格イベントでは、一気に人が集まるケースも珍しくありません。
そのため、スタッフ配置や待機列の導線を事前に考えておくことが重要です。
くじを引く場所と景品受け渡し場所を分けるだけでも、混雑緩和につながることがあります。
また、子ども向けイベントでは保護者も周囲に集まりやすいため、想像以上にスペースを使用する場合があります。
通路を塞がないように配置を工夫し、余裕を持ったスペースの確保を意識すると、トラブル防止にもつながるでしょう。
筆者が当てくじを活用したイベントでは、スポーツがメインのイベントでしたので、休憩時に当てくじを楽しんでいただけるような形としました。
当てくじの回転率は比較的高いですが、行列ができると大変ですので、スタッフの配置や導線については事前に考えておくようにしましょう。
当てくじの景品はどうやって選ぶ?

当てくじを用意する際、「景品を自分たちで個別に集めよう」と考えるケースも考えられますが、前述した通り、手作業で準備するのはかなり大変です。
そのため、基本的には完成済みの「当てくじセット」を購入する形がおすすめです。
※当記事で紹介した「あつまれくじ引きの森」もおすすめです。
現在はネット通販を中心にさまざまな当てくじセットが販売されており、届いてすぐ使える状態になっている商品も多くあります。
また、一口に当てくじセットといっても景品内容はかなり幅広く、
- キャラクター系
- お菓子系
- 光る玩具系
- 男の子向け
- 女の子向け
- 幼児向け
- 小学生向け
など、様々あります。
そのため、単純に価格だけで選ぶのではなく、「どんな参加者が多いイベントなのか」を意識して選ぶことが大切です。
特に子ども向けイベントでは、景品の見栄えやワクワク感によって集客力が大きく変わることもあります。
まずはイベントの対象年齢や規模感を整理したうえで、それに合った当てくじセットを選ぶと失敗しにくいでしょう。

子どもは景品の見た目にもかなり反応します。ターゲット層にあわせて、購入するようにしましょう。
まとめ|当てくじはイベントを盛り上げられるコンテンツ

当てくじは、景品を見ただけで子どもたちが集まりやすく、イベント会場を盛り上げやすいコンテンツです。
ルールが分かりやすく、小さな子どもでも参加しやすいため、地域のお祭りや子ども会、商業施設の催事など幅広いイベントで活用することができるでしょう。
また、現在はネット通販を中心に完成済みのセット商品が豊富に販売されており、手軽に導入しやすくなっています。
手作りすることも可能ですが、その煩わしさを考えると、既存の商品を活用した方が準備負担を抑えやすいでしょう。
実際にイベントで使用してみましたが、少人数でも運営でき、非常に扱いやすいコンテンツだと感じました。
子ども向けイベントを検討している場合は、ぜひ当てくじの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
当記事で紹介した「あつまれくじ引きの森」を、ぜひ、活用してみてください。
