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ラジオ体操の方言バージョンが面白い!販売されているCDや方言バージョンの種類も解説!

方言版のラジオ体操

1級ラジオ体操指導士の橋口です。

ラジオ体操と聞くと、あの聞き慣れた標準語の号令と、どこか懐かしいピアノ伴奏を思い浮かべる方が多いと思います。

そんなラジオ体操ですが、「方言バージョン」のものがあること、ご存じでしょうか。

ラジオ体操の動きは当然ながら変わりませんが、号令が津軽弁になったり、関西弁になったり、博多弁や鹿児島弁、沖縄の言葉になったりすると、途端に雰囲気ががらりと変わります。

「腕を前から上にあげて大きく背伸びの運動から~」という聞き慣れた指示も、方言になるだけで思わずクスッと笑ってしまったり、「こんな言い方するんだ!」と新鮮な驚きがあったりと、体操の時間がぐっと楽しいものへと変わるのです。

まるで小さなご当地旅行をしているような気分にもなります。

実は、こうした方言バージョンは、CDとして販売されているものもあり、家庭や学校、施設などで気軽に楽しめるようになっています(私も、一部CDを持っています)。

ここでは、そんな、方言版のラジオ体操の面白さに注目しながら、実際に販売されているCDの種類や収録されている方言のバリエーション、さらには方言ラジオ体操が持つ魅力や活用法まで、詳しく解説していきます。

この記事を見てわかること

  • 「方言版」ラジオ体操の種類について
  • CDとしてリリースされている「方言版」ラジオ体操について
  • 自主制作盤・非流通盤について
  • 「方言版」ラジオ体操の先駆けについて
  • 「方言版」ラジオ体操の魅力

リリースされている「方言版」ラジオ体操の種類

ラジオ体操

早速ですが、リリースされている「方言版」ラジオ体操音源の種類(レコード会社からリリースされているラジオ体操音源の種類)を見ていきましょう。

市販されている方言版のラジオ体操のCDは数種類あります。

収録されている音源が重複しているようなものもありますので、ここでは、代表的な「方言版」ラジオ体操音源のCD、及び、方言版の種類を紹介していきましょう。

おらが町のラジオ体操第1【キングレコード】

  • 津軽編(津軽弁)
  • 山形編(山形弁)
  • お江戸編(江戸弁)
  • 名古屋編(名古屋弁)
  • 京ことば編(京都弁) 
  • 大阪編(大阪弁) 
  • 広島編(広島弁) 
  • 土佐編(土佐弁) 
  • 博多編(博多弁) 
  • 鹿児島編(鹿児島弁) 
  • 沖縄編(沖縄弁) 

上記のほか、通常バージョンのラジオ体操の音源、及び、外国語(英語・韓国語・中国語・スワヒリ語)のラジオ体操の音源も収録されています。

発売日は2022年7月20日、キングレコードが取り扱っています。

こちらのCDにおいて面白いのは、ラジオ体操の号令付き音源だけではなく、ラジオ体操の前後にメッセージが含まれているという点です。

楽しみながらラジオ体操を実践できるような工夫が盛り込まれています。

なお、ピアノ伴奏は、内田清孝氏です。NHKのピアノ伴奏者ではありませんが、テンポ(演奏速度)については全く問題ありませんでした。

ラジオ体操第1・第2 ご当地版【日本コロムビア】

日本コロムビア
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  • 津軽弁
  • 岩手弁
  • 茨城弁
  • 京都弁
  • 大阪弁
  • 広島弁
  • 土佐弁
  • 博多弁
  • 熊本弁
  • 鹿児島弁
  • ウチナーグチ

発売日は2015年5月20日、日本コロムビアが取り扱っています。

※ラジオ体操第1のみのCDは、2013年7月17日に発売されております。

こちらのCDは、方言版のラジオ体操第2の音源も含まれていることが大きな特徴です。ラジオ体操第2を方言版で行いたいという方は、こちらのCDがおすすめです。

また、DVDも付属しています。

なお、なお、ピアノ伴奏は、安心・安定の大久保三郎氏です。元NHKテレビ・ラジオ体操のピアノ伴奏者です。

日本コロムビアからは、「ラジオ体操第1 ご当地版+英語版」や「ザ・ベスト みんなでラジオ体操」の2つのCDにおいても、方言版のラジオ体操音源が収録されています。

これらは、ラジオ体操第1のみ収録されています。

日本コロムビアにおいて最新盤となる「ラジオ体操第1 ご当地版+英語版」では、新たに、北海道弁の音源も収録されています。

ラジオ体操第1 お国言葉編【テイチクエンタテインメント】

テイチク
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  • 関西弁
  • 津軽弁
  • 山形弁
  • 名古屋弁
  • 博多弁
  • 鹿児島弁
  • 新川スマムニ編(八重山方言)

上記のほか、通常バージョンのラジオ体操の音源、及び、外国語(英語・イタリア語・ギニア語)のラジオ体操の音源も収録されています。

発売日は2013年6月19日、テイチクエンタテインメントが取り扱っています。

おそらく、大手レコード会社が、初めて、発売した「方言版」ラジオ体操のCDは、こちらとなります。

なお、ピアノ伴奏者の情報は記載がなく不明ですが、一般的なラジオ体操の音源よりもややテンポが速くなっております

おそらく、NHKのテレビ・ラジオ体操ピアノ伴奏者が演奏したものではありません。

ただ、普段、あまりラジオ体操をしていない方にとっては、テンポが速いということについては、あまり気にならないと思います。

それぞれのCDで同じ方言が含まれることもありますが、号令をかけている人や号令の内容は異なっています。

音楽配信サービスでも楽しめる

上記のCD音源は、音楽配信サービスでも配信されています(一部、配信されていないものもあります)。

当記事執筆者が、おすすめをしたいのは、「レコチョク」です。

レコチョクの大きな特徴は、サブスク(定額制)の音楽配信サービスではないということです。つまり、月額の会費が不要なのです。

ラジオ体操の音源を1曲から購入・ダウンロードできます(購入した曲は、何度もダウンロードが可能です)。値段は、1曲あたり、262円です。

一方で、音楽が好きな方は、AmazonやAppleなど、下記関連記事で紹介している、サブスクの音楽配信サービスを契約することをおすすめです。

関連記事ラジオ体操の音源・音楽はどこでダウンロード・購入できる?無料・フリー音源はある?(内部リンク)

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レコチョク

そのほか

「方言版」ラジオ体操のCDについて、上記で紹介したもの以外の自主制作盤・非流通盤が存在しています。

また、YouTubeやホームページだけで公開しているような音源もあります。

インターネットの検索エンジンで検索して、確認された方言について、以下、北の地域から記載いたします。

  • アイヌ語(北海道)
  • 石巻弁(岩手県石巻市)
  • 甲州弁(山梨県甲斐市)
  • 遠州弁(静岡県森町)
  • 豊橋弁(愛知県豊橋市)
  • 田原弁(愛知県田原市)
  • 黒部弁(富山県黒部市)
  • 播州弁(兵庫県高砂市)
  • 岡山弁(岡山県真庭市)
  • 岩国弁(山口県岩国市)
  • 佐賀弁(佐賀市)
  • 佐世保弁(長崎県佐世保市)
  • 延岡弁(宮崎県延岡市) などなど

他にも多数の「方言版」ラジオ体操の音源が存在しているようです。

なお、ほとんどが、ラジオ体操第1のみの音源が制作されている一方で、ラジオ体操第2の音源が制作されているのはわずかでした。

背景には、JASRACの楽曲使用料の存在が考えられます。非営利の複製でも一定の使用料がかかるため、割に合わないと考える関係者が多かったのではないかと推測されます。

※ラジオ体操第1についてはJASRACではない団体が権利を管理しています。当然、権利者からの許諾は必要ですが、使用料は無料です。

「方言版」ラジオ体操の先駆けは「おらほのラジオ体操」

実は 「方言版ラジオ体操」の先駆けとして特に有名なのが、東日本大震災の被災地・宮城県石巻市で生まれた「おらほのラジオ体操」 です。

※ピアノ伴奏は、NHKテレビ・ラジオ体操の幅しげみ氏です(記載はありませんが、当記事執筆者が音楽を聞いて確認しました)。

これは、ラジオ体操第1のメロディーに、石巻及びその周辺の方言(東北弁)で号令を乗せた音源・映像プロジェクトで、被災地の人々の心身の健康維持やつながりを取り戻す目的で始まりました。

「おらほ(おらほの)」は東北弁で「私たちの」という意味で、「私たちのラジオ体操」というニュアンスを込めたタイトルになっています。

誕生の背景を、簡単に解説しましょう。

2011年3月の東日本大震災で、宮城県沿岸地域は甚大な被害を受け、多くの人が避難所生活を余儀なくされました。

日常が失われた状態は、身体的な疲労だけでなく精神的なストレスや孤立感を抱える原因になっていました。

一方で、石巻市のとある避難所では、健康維持のためにラジオ体操が行われていたため、被災地のコミュニティ再生・心の支えにつながればと、地域の言葉を用いたラジオ体操の制作が石巻市で提案されたのです。

石巻市の新聞社や地元ラジオ局、地域のボランティアなどが協力し、石巻弁・東北弁による号令を乗せたラジオ体操として制作されました。

号令部分こそ石巻弁・東北弁を使っているものの、誰もが知っているラジオ体操の動きとメロディーはそのままであるため、避難者・支援者を問わず参加しやすく、共通体験を共有できるコンテンツとなりました。

のちに、「おらほのラジオ体操」は、被災者の心身の健康維持だけでなく、地域コミュニティの再生にも寄与した取り組みとして注目されました。

方言を通じて地域の文化を再確認したり、互いの存在を感じる機会が生まれたりしたことで、避難生活の孤立感が和らいだと感じる被災者の方も少なくなかったでしょう。

「おらほのラジオ体操」の反響は大きく、YouTube公開を通じて日本全国、さらには海外の人々の注目も集めました。

その再生数は100万回を超え、方言版ラジオ体操の存在が広く認識されるきっかけとなりました。

この影響を受けて、その後、各地で方言ラジオ体操が作られるようになり、ご当地版や多言語版など多様なバリエーションが生まれています。

つまり、「おらほのラジオ体操」は、「方言版」ラジオ体操の先駆けとなったのです。

「方言版」ラジオ体操の特徴と魅力

ラジオ体操

ラジオ体操の方言バージョンの特徴・魅力を述べていきます。当記事執筆者は、下記の通り、整理してみました。

  • 世代を超えて楽しめるコンテンツになる
  • 地域文化の再認識につながる
  • 心理的なハードルを下げ、継続しやすくする効果も

詳しく見ていきます。

世代を超えて楽しめるコンテンツになる

方言には、昔の記憶を思い出させてくれる力があります。

年配の方にとっては、子どものころに聞いていた言葉や、家族との会話を思い出すきっかけになり、「懐かしい」「落ち着く」と感じることが多いです。

体操が単なる運動ではなく、記憶や感情と結びついた体験に変わるといえます。

一方、若い世代や子どもにとっては、方言は非日常の言葉であることも少なくありません。

意味を推測しながら聞く面白さや、「そんな言い方あるんだ!」という発見があり、ちょっとしたエンタメ要素にもります。

このように、同じ音源を聞いても、年配の方には「懐かしさ」を、若い世代には「新鮮さ」を感じることが多く、世代を超えて楽しむことができます

地域のイベントや学校、福祉施設など、世代が混ざる場で相性がいいかもしれません。

地域文化の再認識につながる

方言は、その土地の歴史、生活様式、人との距離感まで映し出します。

ラジオ体操という全国共通のプログラムに方言を乗せることで、「同じ体操なのに、こんなに雰囲気が変わるんだ」という気づきが生まれます。

「この言葉はどういう意味?」「おじいちゃんが昔こんな言い方してた」など、会話のきっかけにもなり、自然と地域の言葉や文化への関心が高まります。

特に、方言が使われる機会が減っている現代においては、ラジオ体操という身近な場面で方言に触れること自体が、文化継承に資するでしょう。

さらに、自治体や地域団体が制作した「方言版」ラジオ体操の場合、自分たちの地域のために作られた音源という意識が芽生え、参加者の帰属意識や地域への愛着を高める効果も期待できます。

ラジオ体操をしながら、同時に地元らしさも体感できます。

心理的なハードルを下げ、継続しやすくする効果も

方言の持つ柔らかい響きや親しみやすさは、「しっかりとラジオ体操をせねばならない」というプレッシャーを和らげます。

「方言版」ラジオ体操は、語尾や抑揚に地域特有のリズムが加わり、音にノリや温度が加わります。

その結果、単なる号令が「声かけ」に近い感覚へと変わります。

あたかかも、近所の人に直接話しかけられているような親しみが生まれ、「やらねばならない」という義務感ではなく、「なんか楽しいから動いてみよう」という自発性が生まれやすいといえます。

ラジオ体操で健康になりたいなばら、まずは、継続が重要です。

「方言版」ラジオ体操は、堅苦しさを和らげ、体操への心理的ハードルを下げて、継続しやすくなる効果があります

この記事で紹介したCDを購入して、様々な方言版音源でラジオ体操を実施してみるのもおすすめです。

まとめ

日本コロムビア
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↑ 個人的には、日本コロムビアのこちらの「方言版」ラジオ体操CDがおすすめ。ラジオ体操第2の方言版もあるためです。

さて、ラジオ体操は日本の伝統的な健康習慣であり、世代や地域を問わず長く親しまれてきた存在です。

一方で、近年は、方言やご当地性を取り入れた楽しむためのラジオ体操という新しい広がりも見せています。

そこには、その土地ならではの言葉の温かさや、地域文化の魅力を再発見できる面白さがあります。

聞き慣れた体操の動きでも、言葉が変わるだけで雰囲気は一変し、どこかユーモラスで親しみのある時間に変わります。

運動が少し苦手な人でも、思わず笑いながら体を動かせるのが方言版の大きな魅力です。

日常生活に一味違う楽しみを取り入れるなら、ぜひ 方言ラジオ体操CDや音源を流しながら体操してみてください。

いつもの動きなのに少し特別に感じられ、きっと新鮮な発見と笑顔が生まれるはずです。

  • この記事を書いた人
体操をするキャラクター

一般社団法人ラジーン

「ラジオ体操を通じて人を繋ぎ、幸せの原点を手に入れる」ことをミッションに活動中。
様々な場所でラジオ体操を行っています。お気軽に、お問い合わせください。

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